先月、ThinkPad X1 Carbon(2017)を購入しました。 SIMフリー版の4G LTE対応モデルです。
買った感想を一言でいうと「これまでのノートパソコンの不満をすべて解消してくれる最高のパソコン」でした。レビュー・評判と合わせて、私の口コミをあますところなく、伝えていきたいと思います。
本当に、買って後悔しないパソコンだと思いますよ。それでは、いってみましょう。
- スペックは全部乗せ(Core i7、RAM16GB、PCle-NVMeのSSD)
- 他のメーカーに比べると圧倒的に安い価格
- 国内の米沢で生産されているモデル
- 4G LTEは便利、このメリットに尽きる
- 電車の中での作業が捗る
- カフェでごそごそする必要がない
- 持ち物が減る利点(モバイルルーターがいらない)
- 外でもしっかり使える大容量バッテリー
- 自動でLTEとWi-Fiを切り替え
- core i7を選択できる喜び
- 大容量メモリを選択できる(16GBまで可)
- USB-typeCの便利な拡張性ーディスプレイ
- 他にもUSB-Cでのディスプレイ拡張性のメリット
- キーボードは深くとても打ちやすい
- 意外にも汚れにくいマット質感
- タッチパッドの性能もよし
- トラックポイントは残念ながら使っていない
- 拡張性が高いことも魅力の一つ
- au系格安SIMでも使えるという魅力
- 低速モードでの利用も可能
- 14インチでは十分な軽さ
- Windows Helloは絶対につけたほうがいい
- 指紋認証も優秀
- ドッキングステーションの魅力
- ThinkPad X1 Carbonのデメリット
- 他社製品との比較
- ThinkPad X1 Carbonはどんな人におすすめか
- まとめ:購入して改めて安い端末だなと思った
- さらに追記:X1 Carbon(2018モデル)の比較記事も書きました
スペックは全部乗せ(Core i7、RAM16GB、PCle-NVMeのSSD)
まず、私が購入したスペックのThinkpad X1 Carbonです。
プロセッサ | Core i7-7500U |
---|---|
OS | Windows10 Home |
ディスプレイ | 1920×1080 IPS液晶 光沢無し |
メモリ | 16GB |
指紋センサー | 有り |
カメラ | IRカメラ搭載 (Windows Hello対応) |
ストレージ | 256GB Pcle-NVMe |
WWAN (LTEモジュール) | 搭載 |
妥協したくなかったので、プロセッサと、メモリは最大限に載せました。
さらにWindows Helloを試すために、IRカメラを搭載し、必須要件であるLTEモジュールをセットしています。
欲張らなかったのは、SSDです。もともと、メインのデスクトップにデータを置き、必要なものだけクラウド経由でやり取りしているので、ノートにはSSDが搭載していれば問題ないと考え一番小さいモデルにしています。
ただ、lenovoのパソコンを買うなら、注意してほしいポイントの1つがこのSSDです。
PCle-NVMeのモデルとそうでないものがあります(X1 Carbonの場合は128GBのSSD)。PCle-NVMeの方が読み込みスピードが速いので、このタイプで一番容量が低いものを選ぶことをおすすめします。
スペック面では、現時点で最高クラスにカスタマイズした状態で購入したこともあり、実使用では、全く不満が出ることはありません。
パソコンを立ち上げてから、Windows Helloで認証、そして使い始めるまでに30秒もかかりませんし、立ち上げてからもブラウザ、タブをたくさん立ち上げても、動作が遅れることすらありません。
他のメーカーに比べると圧倒的に安い価格
最高スペックにカスタマイズの上、LTEモジュールまでセットしましたが、税込みで20万円を超えていません。
他のSIMフリーノートパソコンは、同じ構成にすると25万円~30万円、ないし30万円を超えてくるので、安いくらいだと思います。
特に、lenovoには限定のEクーポンがあることも大きなポイントだと思いますね。
国内の米沢で生産されているモデル
ちなみに、ThinkPad X1 Carbonは、米沢生産で、国産のモデルになります。あまり知られていませんが、実は米沢のNECの工場の中で作られています。
過去、米沢のふるさと納税でパソコンとして登場していた時期もあります。今は、残念ながらありません。
4G LTEは便利、このメリットに尽きる
さて、ここからが、4G LTEの使用感に関する本題です。
LTE搭載モデル、ということで、どうしても欲しかったため購入したこちらのモデル。とにかく便利で、最高です。
場所を問わず、開けばそこからインターネット環境につながる。カフェや電車など、外で作業することが多いワーカーにとっては、最高の実用性を誇ります。
出張が多いサラリーマンなど、パソコンを持ち歩くことが多いと思います。そんな人たちにこそ、会社からWiMAX+パソコンを支給するのではなく、SIMフリーノートパソコンを支給すればいいのに、と感じます。
電車の中での作業が捗る
まず、便利に感じる大きなポイントは、電車の中です。
私は10数分しか電車に乗らない場合でも、パソコンを開いてメールチェックしたいときがあります。
これまでは、WiMAXの電源を入れて(もしくはテザリングをONにして)、パソコンの電源を入れ、パソコンとインターネットが繋がってから、メールチェックする、という流れでした。
ThinkPad X1 Carbonを購入してから、「電車に乗る⇒パソコンを開く」だけでメールチェックができるようになりました。
小さなことですが、これだけで、だいぶストレスが減りましたね。
カフェでごそごそする必要がない
同じような利用シーンが、カフェです。カフェは場所にもよりますが、 机が小さいことが多いことってありませんか?
机の上にパソコンを出して、ネットに接続するためにモバイルルーターを出して、としていると、思った以上にスペースがないことに気づきます。
ThinkPad X1 Carbonの場合は違います。モバイルルーターなどの色々なものを出す必要がない分、スッキリと使えるんですよね。
これって大きなメリットだと思います。
持ち物が減る利点(モバイルルーターがいらない)
他にも、「持ち物が減る」というメリットもあります。
最近は、スマートフォンのテザリングを使って、ネットに接続する人が増えたので、モバイルルーターの出番が少なくなっているかもしれませんが、外で仕事をする人にとっては、まだまだ利用する人が多いのではないかと思います。
私の場合は、ThinkPad X1 Carbonを持ったことで、モバイルルーターを持ち歩くことがなくなりました。そのため、持ち物が減りました。
モバイルルーター分(約150g)、荷物が減るだけでなく、モバイルルーターの充電が切れないか気にしなくてよくなったことも小さなストレスを無くしてくれています。
外でもしっかり使える大容量バッテリー
ThinkPad X1 Carbonは、バッテリーもかなり持ちます。4G LTEで一日中接続はまだやったことがありませんが、半日くらいなら、全く問題ありません。
たぶん、フル充電ならずっと使っていても6時間くらいは持つんじゃないかなと思っています。
14インチの大画面なのに、これだけのバッテリー持ちは嬉しいですね。
自動でLTEとWi-Fiを切り替え
「 LTEと、Wi-Fiの切り替えをどうしているのか」というところが気になる人がいるのではないでしょうか?
私も、購入するまではとても気になっていました。Wi-Fiの環境下にいるときに、LTEに接続していると勿体ないですからね。
ネットの接続する仕組みとしては、「まずはWi-Fiを探す⇒記憶されたWi-Fiネットワークが見つからなければ、LTEに接続する」という流れになっています。
そのため、弱点として、LTEに接続されるのは、立ち上げて即座、というわけではなく、30秒ほど待つ必要があります。
最初の接続は待つ必要があるものの、Wi-Fiに優先的に接続される仕組みになっており、LTEを無駄に使うことはありません。
core i7を選択できる喜び
LTE搭載SIMフリーノートパソコンは、基本的に高級機ばかりなんですが、大きく分けてcore iシリーズを選択するものと、省電力タイプのcore mを選択するものがあります。
例えば、私が購入したX1 CarbonやVAIO SシリーズはCore i7が選べる機種ですが、Panasonicの一番小さなモデルである「RZシリーズ」はcore mしか選べません(XZとRZはcore iの選択が可能)。
lenovoのモデルに限っていえば、core iが選択できるものがほとんどですが、中でもcore i7を選べるのは、X1 CarbonとX1 Yogaだけです。
できるだけ、ノートパソコンの性能で仕事のパフォーマンスを落としたくなかったため、Corei-7は必須の選択肢。
結果、画面の大きい14インチパソコンでcore i7の処理能力を使って、ガンガン仕事をこなせています。
大容量メモリを選択できる(16GBまで可)
corei7と同じくらい選択肢として必須だった項目がこちらのメモリ16GB。
カスタマイズに費用は掛かりましたが、全く後悔しておらず、やっぱり選んでよかったなと感じます。
X1 Carbonの場合、メモリ、プロセッサは後から変更できないので、最初から大きなモデルを載せるほうがおすすめです。
USB-typeCの便利な拡張性ーディスプレイ
LTEが便利なことや、スペックが高いことは到着する前から、それなりに予想はできていましたが、良い方向に期待を裏切ってくれたのが、「USB-typeC」です。
これ最高ですね。
まず、USB-typeCで充電ができることはメリットが大きく、スマホと充電器を一緒にできるメリットがあります。
これだけで旅先の荷物を一つ減らすことができます。
MacBookProも充電器がUSB-typeCなんですよね。仕事上、どうしてもMacで使いたいソフトウェアがあるので、こちらも残しているのですが、充電器が複数に増える、という事態を避けることができました(本当は異なるメーカー間で同じ充電器は微妙ですが・・・便利なので使っています)。
パソコンの充電器は、これまでメーカーでバラバラでしたが、USB-typeCのサンダーボルトを使うことで共通化できていることは大きなメリットです。
他にもUSB-Cでのディスプレイ拡張性のメリット
USB-typeCには大きなメリットがあるとお伝えしましたが、実は充電だけではなく、拡張ディスプレイにもあります。
人によっては、ディスプレイを2画面化するために拡張する人がいると思います。ディスプレイ側にUSB-TypeCの出力があれば、それだけで拡張できるんですよね。
VGA端子を使わないので、それだけで、スマートさがグッと増します。
さらに、もう一つのメリットが、lenovo純正のウルトラドッグを使えば、拡張しながら充電できる、ということ(私はまだ持っていませんが・・・)。
充電器を使う必要がないことは、デスクの上をクリーンにする上でも利点だと感じます。
キーボードは深くとても打ちやすい
ThinkPadを選ぶうえで忘れてはいけないポイントは、キーボードの打ちやすさだと思います。私はノートパソコンとしては、
- Panasonic Let’s note 2種類
- 富士通 LIFEBOOK
- 富士通 FMV
- MacBookPro2016
と使ってきましたが、このX1 Carbonのキータッチは過去最高にいいです。ノートパソコンで、しかもウルトラブックでありながらしっかりとした打鍵感があり、ミスタイプをほとんどしません。
デスクトップで使っている、東プレのREALFORCE(リアルフォース)に比べると、キーボードの跳ね返りが少し強い印象ですが、他のデスクトップで使ってきたキーボードと比べてみても、抜群にいいですね。
個人的には、今まで使ってきたキーボード全て含めて考えても、
1番 REALFORCE
2番 X1 Carbon
という感じです。
意外にも汚れにくいマット質感
購入前に、量販店で見ていて、不安に思うことが一つありました。それが、マットな質感。
背面、そして手元がマット素材になっているため、「汚れがたまらないか」がとても気になっていました。
一ヵ月使ってみて感じるのは、マット素材の汚れについて全然気にしなくてもいいということ。
毎日持ち歩きしていますが、背面はほとんど汚れません。手元のほうは、汚れてしまいますが、マット素材なのに、元通りキレイになります。
ブラックマットは、皮脂汚れが気になるポイントでしたが、あっさりと解決してよかったです。
タッチパッドの性能もよし
MacBookを使っていると、そのメリットの一つにタッチパッドの性能が挙げられます。Windows派でマウスを中心に使ってきましたが、MacBookのタッチパッドの性能には驚きました。
そのレベルまで到達はしていないものの、ThinkPadのタッチパッドもなかなかの性能を誇ります。
2本タッチでスクロール、3本タッチでデスクトップ画面に。
感度が良いので、外でマウスを使う必要を今のところは感じていませんね。
トラックポイントは残念ながら使っていない
もとからlenovoを使ってきた訳ではない、ということもあって、トラックポイントは全くと言っていいほど、使っていません。
キーボードの中心にあるため、打つ時に邪魔かな?と購入前に思っていましたが、全く気になりませんでした。
拡張性が高いことも魅力の一つ
ThinkPad X1 Carbonには、通常のUSB、USB-TypeCの他に、HDMI端子、ミニネットワーク端子、SDカードが備わっています。
VGA端子があればさっとプレゼンできるので、最強でしたが、最近のプロジェクターは通常のUSBやHDMI端子があれば解決するので、あまり困っていません。
MacBookをはじめ、ウルトラブックは拡張性を犠牲にしているところをあり、オプションの持ち運びが必要になるケースがほとんどです。
このように、端子が多く拡張性が高いことは、大きなメリットでしょう。
au系格安SIMでも使えるという魅力
LTEモデルを使う場合、ドコモ回線、au回線系の格安SIMを使うことができることがも大きなメリットです。
au系の格安SIM「UQモバイル」は、格安SIMの中でもダントツのスピードを誇ります(大手キャリアと大差ないレベル)。しかも、昼の12:00の時間帯でもスピードが落ちることがありません。
さらに、UQモバイルには、500kbpsながら無制限で使えるプランがあります。ビジネスユースが主体であれば、メールやちょっとしたネットサーフィンが主体になると思うので、500kbpsで容量を気にせずに使い放題、という使い方も可能です。
もし、UQモバイルで高速通信のデータSIMを使う予定なら、私が別サイトで運営しているワイモバイルとUQモバイルのキャンペーン比較の記事で、UQモバイルのキャンペーン状況を詳しく解説しているので、よければのぞいてみてください。
低速モードでの利用も可能
格安SIM側の設定になりますが、アプリ等で回線のスピードを絞る代わりにパケットを消費しない「低速モード」があります。
アプリ側で制御すれば、X1 Carbonの通信スピードを落とす代わりに通信量を気にせず使えるようになります。
UQモバイルの低速モードは300kbps、他が200kbpsとなっており、こちらもメールを送る程度なら全く問題なくこなしてくれるでしょう。
14インチでは十分な軽さ
持ってみるとわかりますが、14インチとは思えないほど軽いです。密度が低い感覚を受ける重さですね。
MacBookPro2016との比較記事でも書きましたが、乗り換えたキッカケの1つにノートパソコンの重さがあります。
ThinkPad X1 Carbonでは、14インチにサイズアップしたにもかかわらず、重量は200g以上軽くなりました。おかげで肩こりが大分楽になりましたね。
色々なノートパソコンを使ってきましたが、個人的には1.2kg以下がノートパソコンとして持ち歩くのに適正な重さではないかな、と感じています。
Windows Helloは絶対につけたほうがいい
Windowsパソコンでは、生体認証の1つとして、IRカメラを用いて認証をおこなうWindows Helloが増えてきました。
生体認証に関する記事でも書きましたが、Widows Helloは絶対に付けるべき機能です。パスワードの入力が必要なくなり、とても楽になりました。
デメリットは、忘れてしまうこと・・・くらいですかね。
顔認証の速度については、動画を撮影してみました。スタートアップからの起動になっています。このスピーディさを見たら、顔認証欲しくなると思います・・・たぶん。
指紋認証も優秀
Windows HelloはIRカメラがオプションとなるため、「もったいないな」と思う人もいるかもしれません。
そんな人のために、ThinkPad X1 Carbonには、指紋認証も搭載しています。
個人的には便利なので、Windows Helloを推しますが、どちらでも選択できるということは一つのメリットです。
ドッキングステーションの魅力
これは買っていないので、魅力を伝えるだけになりますが、ThinkPadのドッキングステーションはかなり便利だなと感じました。
ノートパソコンを家でデスクトップ代わりとして使う場合に、1つのUSBに接続するだけで、その環境を作ることができるドッキングステーションは魅力的です。
ThinkPad X1 Carbonのデメリット
14インチであること
ThinkPad X1 Carbonのデメリットの1つは、14インチの大きさです。
人によると思いますが、持ち運びの画面は小さい方が良い、という人も少なくないと思うんですよね。
lenovoのLTEモデルは、12.5インチか14インチのみです。
画面が小さいスマホが欲しい人は、値段が上がってしまいますが、VAIO S11がいいでしょう。11インチですし、860gなので、モバイル性が高い端末です。
SDカードを入れることが面倒
X1 Carbonには、SDカードスロットがありますが、他の端末のようにオープンアクセスではなく、SIMトレイと一緒になっています。
そのため、取り出しには、SIMトレイを外す必要があり、これが面倒です。私は、SDのカードスロットを持っているので、USB側からSDカードを認識させるようにしています。
小さなことだが、画面を持つだけで開いてほしかった
すごい小さなことなんですが、ディスプレイを持ち上げるだけで開いて欲しかったです。
実際にやっている図が下になりますが、持ち上げようとすると、背面が浮いてしまいます。できれば、綺麗に開いて欲しかった・・・。
Yogaのメモもうらやましいが、iPadでカバー
デメリットに分類するか、微妙なところですが、ThinkPad X1 Yogaのメモ機能がうらやましくなる時があります。
ただ、スタイラスペンが使えるようになると1.48kgと一気に重くなるので、モバイル性の観点から見るとイマイチ。
もともとiPad Proを持っているので、必要なメモはこちらでこなすことにしています。
他社製品との比較
VAIO S11との比較
ソニー(VAIO) VAIO ビジネス VAIO S11 (11.6型ワイド/タッチ無/W7P64(DG)/i3/4G/128G/黒/VAIO株式会 VJS1111AYA1B
ThinkPad X1 Carbonのライバル機種である、「VAIO S11」。
LTE対応モデルとして販売されており、スタイリッシュな外観も合わせて、人気の高い機種です。
このS11は、BTOでパソコンの中身を大幅にカスタマイズできるため、人によって値段帯が変えられることもメリットです。
最上級グレードにすることで、ThinkPad X1 Carbonとほぼ同じ性能にすることも可能です。
S11は豊富なポートの数が大きなメリット
S11と、X1の最大の違いは、ポート数にあります。それぞれを比較してみると次のようになります。
S11 (2017年モデル) | ThinkPad X1 Carbon (2018年モデル) | |
SDカード | ○ | △(※1) |
有線LAN | ○ | × |
USB | ○ | ○ |
USB-TypeC | ○ | ○ |
アナログ映像出力 (VGA) | ○ | × |
HDMI | 〇 | ○ |
※1 背面にあり、取り出しにはSIMピンが必要
S11は、Sonyがビジネス全方位としてパソコンを販売しているだけあり、ポートの対応数がThinkPad X1 Carbonに比べると多いです。
今時、有線LANの差し込み口があるのは珍しいですね。
S11の弱点は電源ポート
X1の紹介でも述べましたが、X1のメリットのうちの一つに、USB端子から充電できる仕組みがあります。
S11はこれまでのパソコンのように、AC電源ケーブルから充電するスタイル。
(2015年モデル:S11の電源ポート)
USB-TypeCではないため、持ち物を減らすということが出来ないことがデメリットがあります。
ただ、X1にしてもS11にしても起動時間は長いため、それほど気にする必要がないのかもしれません。
レッツノートとX1 Carbonの違い
Panasonicは、Lenovoに比べると価格が高い
レッツノートとの最大の違いは価格です。
レッツノートはビジネスユースとして用いられることの多いパソコンですが、そのためか、ちょっと価格が高くなっています。
LTE搭載モデルは、最高峰ということもあって、ほとんどが定価30万円越えの価格になっています。X1も安くはないですが、レッツノートのように30万は越えません。
また、Lenovoは割引キャンペーンが多いので、安く買えることもあります。
レッツノートは光学ドライブ搭載
レッツノートの魅力の一つは、光学ドライブを搭載していること。
個人的には光学ドライブを使うケースがかなり減ってしまったため、あまり魅力に感じることはありませんが、人によっては魅力を感じるのかも。
光学ドライブ搭載していることで、厚みが増していることはデメリットかもしれません。
レッツノートはBTOの微妙なカスタマイズができない
レッツノートシリーズの非常に残念なポイントなんですが、BTOによる細かなカスタマイズができないことが挙げられます。
VAIOにしても、Lenovoにしても、細かいカスタマイズができることは本当にメリットで、自分に合わせたモデルを作り上げることができます。
しかし、Let’s noteの場合はそれができません。
LTE対応Let’s noteのディスプレイは12.1インチまで
レッツノートのLTE搭載シリーズのディスプレイサイズは、12.1インチまでしかありません。
ディスプレイサイズは人の好みの部分が大きいですが、私は外でノートを使うことも多いのでディスプレイサイズは大きい方が好きな派。
Lenovoの13インチサイズのPCで、狭額縁設計により、14インチを搭載しているのはとても大きなメリットです。
ThinkPad X1 Carbonはどんな人におすすめか
移動の多いビジネスマン
ThinkPad X1 Carbonは、性能はもちろんのこと、やはりウリはLTEが使えることです。
WiMAXという選択肢も悪くないんですが、
- WiMAXのギガ放題エリアはLTEエリアに比べて狭い
- モバイルルーターのON/OFFや充電が面倒
ということを考えれば、絶対に、LTEモデルの方が便利です。
途中でも書きましたが、電車の中での短い乗り降りの中でサッと確認できることも大きなメリットです。
レポートや論文作成の多い大学生
大学にはパソコンルームが併設されていることが多いですが、あまり数は多くありません。そのため、レポート作成などの時には、混雑することもザラにありました。
パソコンを持ってこれば、すぐに作業ができますが、その場合はインターネットにつなぐことが出来ません。
LTE搭載のパソコンであれば、どこでもレポート作成ができるのでとても便利です。
また、ThinkPad X1 Carbonで最高スペック(corei7、メモリ16GB)を選んでおけば、大学の4年間でスペック上困ることはまずありません。
スペックが低いと、やりたいことがやれなくなります。たとえば、高性能パソコンが必要なソフトを使う時にパソコンを買い替える必要が出てきます(特に動画)。
スペックの低いパソコンは結果的にもったいないケースがあるので、簡単に買い換えないからこそ、投資しておいた方が良いです。
1人暮らしの女性
色々な人と話をしていて、一人暮らしの女性でインターネットの工事に入ってきてほしくない人が意外と多いことを知りました。
たしかに知らない人を家に上げることになるし、部屋の中で二人きりになるし、あまりいい気分ではありません。
LTEパソコンであれば、固定回線の工事がいらず、格安SIMの申し込みだけで大丈夫なので、家に入られることもなく、安心です。
ルーターを置きたくない人
LTE回線の場合、固定回線の工事がいらないことで、ルーターが不要になります。ルーターって邪魔なんですよね、大きいし。
家にルーターを置きたくない人にもいいですね。
フリーWi-Fiに繋ぎたくない人
フリーWi-Fiは危険、とどこかで聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?
フリーWi-Fiは、接続しているパソコンから、自分のパソコンの中身を覗きまれる可能性や、マルウェア(ウィルス)を仕込まれる可能性がゼロではありません。
私自身、フリーWi-Fiはそういった安全性の問題から全く使いません。
LTEモデルであれば、フリーWi-Fiに繋ぐ必要がゼロになるので、とても安心ですね。
まとめ:購入して改めて安い端末だなと思った
かなり長くなりましたが、結論をまとめると、「大満足」の一言。
もう少し付け加えるなら、「これだけ充実して、満足度も高いのに10万円後半で買えるなんて安い!」と感じています(同じスペックなら、VAIOやレッツノートは25万を超えてくる)。
LTEが使えるから満足、というわけではなく、
- LTEも使えて
- キーボードが打ちやすく
- 重量が軽くてモバイル性が良く
- 14インチの大画面
というバランスが取れているところが、私にとって現時点で最高のチョイスでした。なやんでいるなら購入した方がいいです。
ThinkPad X1 Carbon はそれくらい、魅力と実用性を兼ね備えた4G LTE対応 SIMフリーノートパソコンで、買って後悔しないパソコンですよ。
公式ページを見てみる⇒レノボジャパン公式サイト
おまけ:買う気が少しでもあるなら、一度はクーポンを確認しておきましょう
ThinkPad X1 Carbonに限らずですが、lenovo製品を購入する予定であれば、絶対にEクーポン(限定セール)は確認してください。40%引きになることもあります。
実は私もこのクーポンを利用したことで10万円台後半で買いました。少しでも安い方がお得なのでぜひ一度は目を通すようにしてください。
セール、クーポンをチェックしてみる⇒限定セール(Eクーポン)
格安SIMのmineo(マイネオ)で使ってみた
私は格安SIMのmineo(マイネオ)に関するブログもやっています。こちらでは、実際にmineoを使って、ThinkPad X1 Carbonを検証(スピードテスト含めて)した結果を書いています。
具体的なmineoでの設定についても書いているので、ぜひご覧になってください。個人的に、X1 Carbon使うなら、mineoが一番おすすめだと思っています。
ブログはこちらからどうぞ(別サイトです) ⇒ 格安SIM mineo(マイネオ)でThinkPad X1 Carbon(LTE対応)を使った口コミ・評価
VAIO S11(2015)のレビューを書きました
もう一回り小さいパソコンが欲しかったので、VAIO S11を手に入れました。
VAIO S11については、別記事で詳しく紹介しているので、そちらをご参考下さい。
Lenovoとはまた違った魅力のあるパソコンになっています。
【参考】SIMフリーノートPC「VAIO S11(2015)」を実際に購入してレビュー・評価しました
ちなみに、X1 CarbonとS13との比較も書いています(こちらは実機比較ではありません)。機能面、スペックで比較したい方はこちらも参考にどうぞ。
【参考】ThinkPad X1 Carbonユーザーが、VAIO S13のメリット・デメリットを比較しました
さらに追記:X1 Carbon(2018モデル)の比較記事も書きました
X1 Carbon(2018)年モデルが、2018年2月に発売されました。
これに伴い、2017年モデルと、2018年モデルの比較記事をまとめています。よければこちらもご覧ください。
【参考】ThinkPad X1 Carbonユーザーが、2017と2018モデルの違い・スペックを比較(メリット・デメリットまとめ)