2017年2月からサービスが始まっているTOKAIコミュニーケーションズの格安SIMである「LIBMO(リブモ)」。
地方限定の格安SIMといえば、九州電力の「BBIQ(ビビック)」や、四国電力系列STnetの「Fiimo」などがありますが、こちらは東海地方を代表する格安SIM。
今回はこの東海地方代表の格安SIM「LIBMO」がどんなところに特徴があるのかをまとめてみました。それでは、詳しくみて行きましょう。
LIBMO(リブモ)の料金体系
比較対象として、格安SIMの中でもメインで使われているSIMとしてシェアNo.1である「楽天モバイル」と比較してみていきたいと思います。
音声通話での料金体系を比較してみると、下記のようになります。
月額データ量 | LIBMO | 楽天モバイル |
---|---|---|
3GB | 1580円 | 1600円 |
5GB | – | 2150円 |
6GB | 2180円 | – |
10GB | 2980円 | 2960円 |
格安SIMは、安くなりすぎていて、ほとんど差がありませんが、3GBがLIBMOの方がお得、楽天モバイルの5GBと、LIBMOの6GBを比べると、LIBMOの方が割安感がありますね。
TCOMとの光割引が強力
格安SIMは、もともと安いことがあって、固定回線との組み合わせによって割引されることはあまりありません。
例えば、格安SIMの中でも比較的シェアの大きい「マイネオ」もセット割引を用意していません。
ところが、このLIBMOの場合は、TCOMとの組み合わせによるセット割りを用意している珍しい格安SIMになります。
具体的な割引額は以下の通りです。
プラン | 割引額 | 音声通話の月額料金 |
---|---|---|
3GB | -100円 | 1480円 |
6GB | -200円 | 1980円 |
10GB | -300円 | 2680円 |
格安SIMの場合は、もともとの値段が安いので割引額が小さいのですが、それでも少しでも割引があると節約につながるため、うれしいものですよね。
かけ放題1年間550円割引の衝撃
LIBMOのプロモーションはあまり見ることがないので、その存在を知らない人が多いと思います。実は、他ではあまりやっていない、かけ放題550円割引というキャンペーンを実施しています。
かけ放題のもともとの値段が月額料金850円なので、割引後300円となり、非常に安いです。
しかも、この電話かけ放題サービスは、090(080)の電話番号でかけることができるため、わからなくて相手を困らせることもありません。
便利に使えて、安いサービスと言えるでしょう。
かりスマでiPhoneをレンタル可能
LIBMOでは、他の格安SIMではあまり見ることのない「かりスマ」というサービスを提供しており、型落ちになりますが、iPhone6sをレンタルして使うことができます。
これ、なかなか面白いサービスで、なんと3万円でiPhone6を使うことができます。iPhone6は、モデルとしては2年前のモデルですが、現在でも十分使えるモデルです。
ただ、実際にすごくお得かと問われると微妙なところです。
iPhone6は、中古の市場価格が落ちているため、リーズナブルに手に入れることができます。また、4インチサイズになりますが、iPhoneSEであれば、44,800円で新品を購入可能になっています(性能は、一つ上のiPhone6sレベル)。
このかりスマのポイントは、最低利用期間が6ヶ月ということなので、「これからスマホを試しに持ってみたい」という人にオススメのサービスと言えるでしょう。
端末はどれを選ぶべきか?
現時点で取り扱いがあるスマートフォン端末は下記の通りです。
- ZenFone3 MAX/ASUS
- Priori4/FREETEL
- P9lite/Huawei
- g07/Covia
- arrowsM03/富士通
正直、スマホのラインナップはイマイチです(ハイスペック端末の取り扱いがない)。
中でももし購入するのであれば、HuaweiのP9liteがおすすめです。
私自身も実際にP9liteは購入して、一時期使っていたのですが、この端末は素晴らしい。2万円で買える性能ではありません。
電話、メール、LINE、Twitterなど当たり前にサクサクとこなしてくれるのに加えて、指紋認証がスピーディ。そしてゲームもこなしてくれる、優秀端末です。
私が考えるLIBMOのデメリット
正直、色々な格安SIMが出すぎており、価格面でのメリットや特徴を出しづらくなっているのですが、LIBMOもその一つで、尖った特徴を持っていないことがデメリットと言えるかもしれません。
裏を返せば、良くも悪くも普通の格安SIMなので、電話かけ放題を積極的に使う人や光セット割でさらに安くできるTCOMのユーザーには、メリットが大きいと捉えることもできますね。
「LIBMO」のまとめ
今回は、LIBMOについて詳しく調べてみました。調べてみて、オススメできる人はこんな人たちです。
- TCOMを使っている(セット割引)
- 電話かけ放題を使おうとしている
- 上の二つを満たして、今の端末をそのままま使う予定の人
逆にこんな人にはオススメできません。
- ハイスペックな端末が欲しい人
- 新規で端末を購入しようとしている(楽天モバイルの方が、割引が大きく端末が安い)
- 他のポイントサービスとの連携の方が良い人(例えば楽天ポイント)
LIBMOはまだまだ始まったばかりのサービスなので、現時点では尖った特徴が薄いサービスですが、TCOMを使っている人はお得度が強いサービスです。
ぜひ検討してみてくださいね。
【LIBMO公式】LIBMO(リブモ)|TOKAIの格安モバイル/格安SIM
【参考】LIBMOのキャンペーン情報
電話かけ放題サービス550円割引
でんわかけ放題の1年間割引サービスは、期間未定のキャンペーンです。いつまで適用されるかわからないので、もし申し込む場合は適用できるか気をつけましょう。
スマホのセット購入割引
スマホのセット割引で、最大12ヶ月間400円の割引を適用することができます。
P9liteは2万円台ですが、このセット割引を適用することで、1万円代まで下げることができますね。
初期費用無料キャンペーン
格安SIMをはじめ、通信サービスの申し込みには手数料がかかります。各社共通で、3000円が基本ですが、この手数料が無料になるキャンペーンを行なっています。
ここまで紹介した3つのキャンペーンを全て適用すると、14,400円もお得になるので、「電話かけ放題」、「スマホの購入」、そして「TCOM」を使っている人は、とてもオススメですね。