【スペックレビュー】VAIO A12のスペック、メリット・デメリットまとめ

VAIO(バイオ)

2019年に新しくVAIOから登場した2in1PCの「VAIO A12」。

これまでVAIOシリーズでは、2in1のLTEモデルはありませんでした(androidならXperiaタブレットがありましたが)。

この記事では、VAIO A12についてそのメリット・デメリットをライバルと比較しながらまとめました。

※後半ではライバル機種のThinkPad X1 Tabletとの比較も行っています。

VAIO A12の特徴は「2in1ならではの変形」

A12は2in1のパソコンの中でもかなり際立った特徴を持つパソコンです。

まず一つは2in1ながら以下のような形を変えて使うことができます。

 

これまで2in1のパソコンは数多くありましたが、ここまで特徴として振り切ったモデルはほとんどなかったのではないのかなと思います。

 

VAIO A12のスペック

スペックをまとめました。VAIOはカスタマイズモデルの選択が可能。

CPU Core I7-8500Y
Core i5-8200Y
Core m3-8100Y
Celeron3965Y
メモリ 4GB
8GB
16GB
ディスプレイ比率 12.5(16:9)
ディスプレイ Full HD(1920×1080)
記録方式 1TB
512GB
256GB
128GB
(256GB以上はNVMeもあり)
生体認証
(排他式)
顔認証
指紋認証
フロントカメラ 207万画素(m3以下は92万画素)
リヤカメラ 799万画素(m3以下はなし)
SIMカードサイズ microSIM
タブレット 607~622g
キーボード重量 601g(ワイヤレス)
492g(ワイヤレスなし)

 

VAIOシリーズはネットショップでかなりカスタマイズでき予算に合わせて調整することができます。

セットアップに対する料金が知りたい人は公式HPをチェックしてください。

公式サイトでA12を見てみる⇒VAIO A12

 

VAIO LTEモデルで初のデジタイザースタイラスペン

VAIO系のLTEパソコンにはタッチパネルモデルがなかったのですが、初めてデジタイザースタイラスペンを搭載しています。

 

このスタイラスペンは、WACOMと共同開発したもので、4096段階になっています。

実際にこちらは店頭で触ってみましたが、かなり出来が良いペンになっています。

 

VAIO A12のメリット・長所

重量も軽い

まずVAIO A12のメリットは軽いこと。

2in1タブレットはヒンジが物理的に複雑な構造になるため、重くなりがち。A12ではそうならないように、軽さを重視しています。

後で説明する拡張画面のワイヤレスキーボードを使うかどうかで、重量は大きく2種類に分かれています。

  • ワイヤレスキーボード無し:1.099~1.114kg
  • ワイヤレスキーボード有り:1.209~1.223kg

ワイレスキーボード無しを選べば、12.5インチクラスではかなり軽量な部類に入ります。

 

デスクトップのように使える拡張クレードル

A12の特徴的な機能がこちらの拡張クレードル。他のどのノートパソコンも持っていない特殊な機能です。

 

一番この機能が効果的なのは、ノートパソコンを使っていて肩こりに悩んでいたり、ストレートネックと診断されている人。

ノートパソコンのように、ずっと下を向いてパソコンを打っていると、首に負担がかかります。

そのため、モニターの高さを上げるような台も発売されていますよね。

 

キーボードがワイヤレス拡張できるため、デスクトップのような使い方も可能。

これによりディスプレイのみ高く上げることができ、目線を高くできるため、ストレートネックの懸念を減らすことができます。

キーボードをワイヤレス化できるため、拡張クレードルを用いて、自分の作業のしやすい高さに調節することができることが大きなメリットですね。

 

5Vアシスト充電でUSB-PDに対応

LenovoやHPなどの海外勢は、すでにUSB Power Delivary(USB-PD)を使った充電方式に切り替えているケースが多くみられます。

これまで当サイトでレビューした、X1 Carbon、X280、ENVYなどがUSB-PDにあたります。

写真はHPのENVY x2

 

VAIOはこれまでUSB-PDには対応してきませんでした。

しかし、A12ではUSB-PDの最大Wまでは使えないものの、5Vアシスト充電を使い、スマートフォンの充電器でも充電できるようになっています。

出張の時など、手荷物を減らしたい場合に、VAIO用に充電器を持っていく必要がないため、とても便利ですね。

 

800万画素のリヤカメラがある

2in1パソコンならではのメリットとして、リヤにカメラ搭載していることがあげられます。

これは、PanasonicのXZシリーズ、Surface系のパソコンでも同様です。

Surfacegoにもリヤカメラがある

 

VAIOはSONYからは会社としては離れていますが、もともとはカメラの強い会社なので、安心感があります。

スペックとしてはCMOS搭載の800万画素で単眼となっているため、スマートフォンには劣りますが、サブカメラとしてとらえれば十分でしょう。

 

LTE対応でキャリアアグリゲーションも使えて最大450Mbps

VAIO A12はSIMフリーでLTEに対応していますが、中でも一番のポイントがキャリアアグリゲーションに対応しており、450Mbpsまでの通信をすることができます。

2in1なのでタブレット形式でも使えるため、電車の中などで動画を見たりするのも楽。

パソコンよりも軽いですし、「わざわざ電車の中でパソコンを開いて動画を見てる」感が出ないのも嬉しいポイントですね。

LTEで450Mbps使えるのはVAIOのみで、国内海外含め、日本で買えるモデルとしては最速です。

 

顔認証に対応(指紋認証も選択できる)

VAIOのLTEモデルは、2019年1月段階で4種類(S11、S13、A12、SX14)がありますが、貌認証(Windows Hello)に対応しているのはA12だけです。

 

貌認証は本当に便利なのでおすすめ。

参考 顔認証(Windows Hello)を解説

 

ただし、貌認証は指紋認証と排他式になっています(片方を使えばどちらかが使えない)。

 

端子類がすべてそろっている

2in1タブレット全てに言えることですが、基本的に外部出力端子がそろっていないケースがほとんです。

ところがA12はそんな中、必要な端子をすべて備えたモデルになっています(端子類はキーボード下に集中)。

本体側にUSB-Cがある

 

ビジネスシーンでは2in1は使いにくい印象でしたが、外出先でのプレゼンや、デュアルモニターの設定が簡単にできるメリットが生まれています。

 

VAIO A12のデメリット・欠点

2in1としては軽いが、パソコンとしては重め

メリットのところで挙げておきながら、デメリットとしても重量を上げるのは変な話ですが、A12はパソコンとしては重めです。

VAIOから発売されているSX14は14インチパソコンでありながら、1kgを切る重量になっています。

ライバルのThinkPad X1 Carbon(2019モデル)は1.08kgとなっており、大幅な軽量化が施されています。

A12はヒンジ部分やワイヤレスキーボードに特殊な機構を持つため、どうしても重くなってしまう弱点がありますね。

 

デジタイザーペンが磁力で付かない

これが一番の欠点かもしれません。

Surface系、iPad Pro系は各種のスタイラスペンが磁力で付くようになっています。

ところが、A12はスタイラスペンがパソコンにつかない設計になっているのです。

スタイラスペンの強豪ライバルたちが標準搭載していることを考えると、非常にもったいないポイントと言わざるを得ません。

 

4Kディスプレイの選択肢がない

最近のノートパソコン(ウルトラブック)は、4Kディスプレイの選択肢を持っているものがたくさんあります。

しかし、A12は4Kディスプレイの選択肢がオプションも含めありません

12.5インチのパソコンは画面が比較的小さいので、4Kディスプレイにして作業領域を広げる意味合いもないかもしれませんが・・・選択肢がないこと自体が残念です。

 

Thunderbolt3非搭載

海外のライバル機種は、Thunderbolt3を基本的に搭載しています(特にLenovo系列は全て搭載)。

Thunderbolt3は40Mbpsと転送速度が速いだけでなく、そのスピードを生かして外付けグラフィックボードに繋いで性能拡張が見込めます。

残念ながらVAIO A12はThunderbolt3を搭載していないので、外付けグラボを繋いで、グラフィック性能を上げるといったことはできません。

 

ライバル機種との比較(ThinkPad X1 tabletとの比較)

A12のような2in1タブレットといえば、ThinkPad X1 tabletとPanasonicのXZシリーズがあります。

こちらはThinkPad X1 Tablet

 

ここでは、重量の近いThinkPad X1 Tabletについて比較しました。

 

VAIO A12の方が良い点

まず、メリットは以下の通りです。

  • 分離スタイルの豊富さ
  • スタンド式でない
  • 端末の種類が豊富

この中でも一番大きなメリットは「スタンド式」ではないことでしょう。

私はSurface Goも使っています、スタンド式はワンアクションで出すまでに至らないため、意外と面倒。

しかも、キーボード部分で傾斜をつけているパターンが多く、たわみが発生し、ハードパンチャーには向きません。

A12はそういった2in1の弱点を完全に解消していますね。

 

VAIO A12の劣る点

一方、A12が劣る(ThinkPad X1 Tabletの良い)ところは以下の通りです。

  • 3Kモデル(3:2)がある
  • 高い
  • スタイラスペンが別売り

X1 TabletもA12と同じように、LTEに対応しておりしかも2in1のパソコンですが、X1には3Kモデルがあります。

ディスプレイサイズが一回り大きいこともあり、パソコンをベースとした作業はX1 Tabletの方が勝ることは間違いありません。

また、A12は国産で値段が高くなる傾向があります。

そしてX1 Tabletではスタイラスペンが本体代金に含まれますが、A12には含まれません。

A12はデジタイザーペンやクレードルの費用がかかるため、購入前に価格は要チェックしておきましょう。

公式サイトで価格を見てみる⇒VAIO A12

 

オリジナルVAIO LTEは無料

在庫限りになりますが、VAIOでは現在一年分(32GB)のLTE SIMを無料で使うことができます。

 

法人モデル「VAIO Pro」

A12は構成が全く同じながら法人モデルになると名前が変わり「VAIO Pro」になります。

VAIOシリーズは法人モデルではほとんど名前が違うので要注意です。

 

まとめ

この記事ではLTE対応SIMフリーパソコンのVAIO A12について特徴をまとめました。

普通のパソコン作業だけでなく、エンターテイメントして外で動画を見たりしてタブレットとしても使いたい方にはとても良い選択肢。

特に普段では「2in1パソコン」と感じさせないところもいいですね。

他にもスタイラスペンが使えたりと、エッジが効いたモデルかつ高性能なので他の人と違ったパソコンを使ってみたい人にピッタリのモデルです。

公式サイトでA12を見てみる⇒VAIO A12

ソニーストアを見てみる⇒VAIO

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