楽天モバイルでは、用途に応じて3種類のSIMが提供されています。初めて格安SIMを契約しよう!と思うと、どれを選べば良いのかわからないですよね。提供されているSIMカードの種類は以下の3種類です。
- 音声通話SIM
- データSIM
- SMS付きデータSIM
音声通話SIMが一般的な電話もできるSIM。では他の「データSIM」と、「SMS付きデータSIM」の2つは何が違っていて、どんな時に使うのか?

今回は、この音声SIM、データSIMの違いについて初心者の人でもわかりやすくまとめてみました。
音声通話SIMとは?
音声通話SIMは、ほとんどの人が使っているタイプのSIMになります。いわゆる、電話番号が付いていて、電話機能があるSIMです。

音声通話の「組み合わせプラン」が以下のようになっています。
プラン名 | 通話SIM |
---|---|
ベーシック | 1,250円 |
3.1GB | 1,600円 |
5.1GB | 2,150円 |
10GB | 2,960円 |
20GB | 4,750円 |
30GB | 6,150円 |

楽天モバイルにはこの他にも「スーパーホーダイ」のプランがあるのでそちらもチェック。
データSIM(SMS付き)とは?
タブレットなどで使うための、電話機能が付いていないタイプのSIMのことを指します。
ただし、全てのデータSIMにも電話番号は割り振られています。これはSIMごとに番号付をして管理していると同時に、後ほど説明するSMSの番号にもなっているからです。
データSIMでは080,090番号よりも、070番号が割り振られていることが多いですね。

SMS付のデータプランの月額料金は以下のような感じだよ。
月額データ容量 | 050データSIM |
---|---|
ベーシック | 645円 |
3.1GB | 1,020円 |
5.1GB | 1,570円 |
10GB | 2,380円 |
20GB | 4,170円 |
30GB | 5,520円 |
050データSIMにはViber(バイバー)が付く
050データSIMに付属されている、Viberは非常に凄いアプリ(サービス)なのでぜひともチェックしてみて下さい。
楽天モバイルでViberの電話アプリから掛ければ、固定電話、スマホ等どこにかけても、通話無料なので、家計はとても助かります。

050電話番号から発信できるViberは特殊な電話アプリ。音声通話を使っている人は気にしなくてもいいよ。
データSIMのSMS有り無しの違いは?
おそらく、ほとんどの人がLINEの認証でSMS(ショートメッセージサービス)を使ったことがあると思います。いわゆる電話番号で送ることができるメールのことですね。
楽天モバイルでは、データSIMにSMSが付いているタイプと付いていないタイプがあります。下記はデータSIMでSMS無しのイメージです。

SMSも付いていない、もっともシンプルなものがもちろん一番安くなってるよ。
月額データ容量 | データSIM |
---|---|
ベーシック | 525円 |
3.1GB | 900円 |
5.1GB | 1,450円 |
10GB | 2,260円 |
20GB | 4,050円 |
30GB | 5,450円 |
データ付きはSMSがある方がいい?
結論を言えば、月額料金が少し上がってしまいますが、付いている方が良いです。その理由について詳しく説明していきます。
LINE(ライン)の認証が可能
先ほど書いたように、SMSの番号を持っていることで、データSIMでも2番目のLINEの認証が可能になります。
LINEを二つ使う状況はあまりないかもしれません。しかし、ビジネスと個人を分けたいが意外と多く、私もそのようにして使っています。
SMS有り無しの変更は楽天モバイルの場合、手続きが必要なので、最初からついているものを選ぶ方が良いでしょう。

LINEを分けたい人はデータSIMがあるとすごく便利だよ!電話番号を増やさなくていいのもポイント!
gmailのパスワード忘れ通知機能
SMSの使い道には、「gmailのパスワードを忘れた時の認証用」という使い方をすることもできます。
こちらもメインと別に二つ目のgmailアカウントをとっている場合に、SMS付きを生かして、メールアドレスの復旧を行う事ができます。
バッテリー問題が解決する
最近はあまり聞きませんが、SMS無しのタイプの場合、アンテナの受信がおかしくなりバッテリーの容量が激しく減るという問題がありました。
タブレットタイプでも、SMSを受信できるアプリは基本的に標準搭載されているはずなので、バッテリー消費問題を確実に回避するためには、SMS付きの方が無難です。

2017年に入ってからあんまり聞かないけど、できることならSMS有の方がバッテリーの心配がないよ!
二段階認証の利用
最近はインターネットのセキュリティ強化のために、2段階認証やワンパスワードを使っている会社が増えました。
銀行や投資信託にもよるのですが、SMSで二段階認証を行う場合もあることを考えると、データSIMにもSMSがある方が便利です。
SMSが無くてもよいパターンはSIMフリーパソコン
現在、パソコン単体で通信が可能な「SIMフリーノートパソコン」が販売されています(スマホと同じ電波を使って、通信するパソコンです)。
データSIMでSMSが不要なパターンは、この「SIMフリーで4G LTE対応のパソコン」を使う場合です。SIMフリーのパソコンの場合は、SMSが必要ありません(というか使う機会がありません)。
背面にはSIMカードを差し込むスロットがあります。
SIMフリーパソコンについてもっと知りたい人は、下記のサイトを参考にしてみてください。
参考サイト 4G LTE対応SIMフリーパソコン解説サイトのSIMPC(シンプシー)
実はデータSIMを使って、050番号で運用すれば節約が可能
格安SIMに乗り換えようと考えている人のほとんどは、音声通話SIMを契約すると思います。
しかし、極端な使い方をすれば、データSIMだけでも、通話はできるため、その分節約することができます。
その方法はIP電話を使うこと。
NTTコミュニケーションズが出している、050Plusやマイネオが出しているLaLaコールを使えば、さらに音声通話の契約が必要なくなるため、さらに節約が可能になります。
また、IP電話の場合は、通話料が通常の電話番号に比べてお得なのもメリットの一つです。
電話の相手先 | 通話料 |
---|---|
固定電話 | 8円/3分 |
携帯電話 | 8円/30秒 |
LaLaコール同士 | 無料 |
問題点は電話番号が050発信になってしまうこと。
相手に050で掛ける事を先に伝えておき、この問題点がクリアできれば、とてもリーズナブルにスマートフォンを運用することが可能になります。
しかも、SMS付きのデータSIMを使えば、LINEの認証もできるため、一般的な用途を満たす事ができます。問題点は、080,090の電話番号がなく、IP電話には緊急通話ができないという点です。
メインを一台持っていて、サブでもう一台運用することを前提にすれば、リーズナブルに2台目を利用することができますね。

IP電話を組み合わせる使い方をすれば、1000円前後でスマホを持つことができるよ!2台目なら特にいいね!
「楽天モバイルの3種類のSIMカードの違い」まとめ
今回は、音声通話SIM、そしてデータSIM(SMSの有無)の違いについて簡単に解説しました。
タブレットなど2台目のSIMカードを契約する時には、SMSが付いている方が何かと便利なので、「SMS付きデータSIM」がおすすめですよ。

音声通話SIMとデータSIMはキャンペーンが異なることが多いので、楽天モバイルのキャンペーン記事で申し込み前にチェックしてね。