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ThinkPad X1 Extreme(2018)の実機レビュー

ThinkPad X1 Extreme(2018)レビュー概要

最強パワーのThinkPad

ThinkPad X1シリーズの中で、もっとも強力なパワーを持っているパソコンがこちらのThinkPad X1 Extreme。

通常、ノートパソコンでは末尾UのCoreが使われますが、ExtremeではHが使われています。

さらにGPUも搭載しているため、ノートパソコンでも最高レベルの環境を作りたいということであれば、Extremeはとても良い選択肢です。

ただし、15インチ越えでそれなりに重さがあるので、持ち運びが多い場合は重量だけは確認しておきましょう。

簡易スペック表

CPU Core i7-8750H
Core i7 8850H
RAM 8~32GB
ROM 256GB~1TB SSD
(NVMe、OPAL対応)
画面 15.6インチ
FHD IPS LED
タッチ対応モデルあり
GPU GeForce GTX 1050 Ti
Max-Q

詳細仕様書

 

ThinkPad X1 Extreme(2018) 実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。

※本機はレノボさんよりお借りした上で実機レビューを行っています。

本機種は後継機種が発売されており、以下でレビューしています。合わせてご覧ください。

ThinkPad X1 Extreme Gen3(2020年モデル)の実機レビュー

ThinkPad X1 Extreme Gen3(2020年モデル)の実機レビューです。外でも使えるビジネスユースのパソコンでありながら、dGPUを搭載しグラフィックにも強みがあるモデルです。

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ThinkPad X1 Extremeの特徴

持ち運びできるデスクトップ

このLenovo X1 Extreme(エクストリーム)は、2018年度からX1シリーズラインナップに組み込まれたノートパソコンです。Xシリーズは、Lenovoのシリーズの中での上位シリーズに入ります。その中でもグラフィックボードとして、GTX1050Tiを搭載し、性能面で見るとXシリーズの中で最強となっています。

後でくわしく書きますが、3画面出力も可能なため、デスクトップのつもりで購入しても十分な仕事効率アップができるでしょう。

 

専用オプションのスタイラスペンがある

スタイラスペンはオプションになりますが、完全に専用品になります。

このスタイラスペンは専用品でUSB-Cで充電可能。

 

昨今のスタイラスペンはまだ進化の途中で、microUSBのものもあるのでUSB-Cは嬉しいですね。ペンはボタン2つとノックにボタンが配置されています。

 

他にもLenovoのスタイラスペンはレビューしていますが、USB-Cになっているものは少なく、電池式が多くなっています。Extremeのオプションスタイラスは充電式なので嬉しいですね。

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ThinkPad X1 Extremeのスペック

今回、レビューしたThinkPad X1 Extremeのスペックは以下の通りです。

マシンスペック

発売年度 2018
サイズ 361.8×245.7×18.7mm(マルチタッチ)
361.8×245.7×18.7mm
CPU Core i7-8750H
Core i7 8850H
GPU GeForce GTX 1050 Ti
メモリ 8~32GB
ディスプレイ(比率) 15.6インチ
ディスプレイ 3840×2160 UHD IPS
1920×1080 FHD IPS
記録方式 256GB~1TB
(PCle NVME/M.2) OPAL対応
生体認証 指紋認証、Windows Hello
フロントカメラ 720万画素※
(物理シャッター有)
リヤカメラ なし
SIMカードサイズ 対応無し
LTEモジュール 非対応
重量 1.84kg(UHD IPS)
1.71kg(FHD IPS)
光学ドライブ なし

※物理シャッターはWindows Helloと排他式

スペックの解説

ThinkPad X1 Extremeは非常にハイスペック。CPUも通常のノートパソコン用よりもハイスペックですし、GPUも搭載。さらに、メモリを32GBまで増やせますし、4Kディスプレイも対応していて弱点はほぼありません。

残念なのはSIMカードに非対応なこと。外で使うには重量が重すぎるかもしれませんが、対応してくれていると嬉しかったです。

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ThinkPad X1 Extremeの外観

Xシリーズらしく、天板はピーチスキンでしっとりとした表情になっています。以前購入した、X1 CarbonではブランドマークのThinkPadは白抜きでしたが、今回は黒色になっています。

 

代わりにX1 の文字が赤と白抜きに。

 

開くと4Kの綺麗な画面がお目見えします。4Kであることに加えて光沢ディスプレイなので、よりきれいに見えますね。

 

ディスプレイ上部はデュアルカメラを搭載しており、Windows Helloを搭載しています。

 

Windows Helloは本当に便利な機能。一度使ってみると手放せなくなります。

 

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ThinkPad X1 Extremeのメリット・魅力

キーボードはしっとりとしたXシリーズらしい打ち心地

キーボードはこれまでのXシリーズ同様に、打ち込み深さはありながらもしっとりしたうち心地になっています。

 

Xシリーズは打ち心地だけで選んでも良いくらいの満足度です。キーボードを使う機会が多い人には、LenovoのXシリーズは本当におすすめ。他社と比べ物になりません。

 

タッチパッドがとても快適

Xシリーズはタッチパッドの性能も優れています。個人的にタッチパッドで最高の感度はMacBookですが、それとほぼ変わらないレベルです。

しかも、キーボード下に配置された物理ボタンがキーボードを打ちながら操作できるため、とても便利です。私は使いませんが、トラックポイントもあり、Lenovoファンにはたまりません。

 

拡張子類は大型ノートパソコンだけあって充実

ThinkPad X1 Extremeの良いところは拡張性にもあります。15.6インチの最大クラスのノートパソコンのため、サイドにも余裕があり拡張子類でほぼ必要なものがすべて収まっているといっても良いです。

右サイトには、USBが2つとセキュリティーホール、そして他のシリーズにはない「フルサイズのSDスロット」があります。

 

さらに左側には、充電ケーブル、USB-Cが2つ、フルサイズのHDMIコネクタ、ミニネットワーク、イヤホンジャック。

 

LANネットワーク接続が専用のコネクタが必要なことだけは残念ですが、それでもこれだけの機能がそろっていれば十分でしょう。

カメラ好きの人がRAWファイルを現像するときにも、フルサイズのSDカードがそのまま入るので、余計な手荷物が増えないのは嬉しいですね。しかも、グラフィックボード搭載で画像性能は高いですし、ピッタリといえる製品です。

 

グラボ搭載で3画面出力も余裕がある(2画面4K出力も可能)

ThinkPad X1 Extremeはグラフィックボードがあるため、映像出力には通常のパソコンよりも余裕があります。そのため、ディスプレイ複製して使うのにも向いています。もちろんUSB-Cでの拡張にも対応。

 

USB-CとHDMIケーブルを同時に接続することによって、3画面出力もできるようになります。さらにこのディスプレイは、4Kのディスプレイです。見た目はノートパソコンですが、中身はそこらへんのデスクトップには劣らないハイスペック。

もし仕事効率を上げたいときに、後から選択肢があるのは嬉しいですね。

 

マルチタッチが驚くほど快適

以前レビューしたYOGA920もそうでしたが、Lenovoのノートパソコンのタッチパネル性能は異常なほど良いです。中でもペン入力をしてみた様子をぜひ見て欲しいですね。驚くほど、スムーズに線を描くことができます。以下は30秒程度の動画なのでぜひご覧ください。

 

驚くほどのタッチ入力の滑らかさを誇り、しかもペン先がうまい具合に作られており、今まで書いたどのスタイラスペンよりも書きやすいですね。

 

私はSurface Goや、Apple Pencilも持っていますが、全く比べ物にならないほど、良い書き心地です。

 

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ThinkPad X1 Extremeのデメリット・欠点

充電器が重い、専用品

本体が大きいこともあって、ノートパソコンの充電器もかなり大きめです。パワーは135Wなので、かなり強力ですが、その分サイズ感も重量もかなりありますね。

 

そして、電源は専用品になっています。

 

USB-Cを搭載しているので、こちらからUSB-PDとして充電できないかを試してみたところ、全く反応しませんでした。遅くてもいいので、USB-Cにも対応してほしかったのですが、残念です。

 

重量はそれなりにある1.7kg(ただしライバル機種と比べると軽い)

15.6インチの大きなノートパソコンだからこそ、避けられないデメリットですが1.7kgとかなり重量があります。ライバル機種のXPS15やSpectro X360 15などに比べると重量は軽めの構成です。ただ、4Kモデルは1.84kgなのであまり変わらなくなるので重量を最重要視しているなら注意です。

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ThinkPad X1 Extreme(2018)
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 by SIMPC編集部

ThinkPad X1 ExtremeはGTX1050のGPUを搭載するだけでなく、スタイラスペン、マルチタッチも使えてモバイルノートPCとしてはスペック面で全く弱点のないモデルです。

それでいて価格帯も他のライバル機種と比べるとかなり安めの構成。モバイルノートPCとしては、1.7kg以上あり、重いことだけが欠点です。

 

ThinkPad X1 Extremeがおすすめな人

家に一台目のノートパソコンを買う人

このパソコンは、ただの高級なパソコンではなく、ほぼ全て必要な性能を兼ね備えたノートパソコンです。後から動画編集したくなっても、ゲームがしたくなっても、ほぼ全ての要望に応えることができます。安いパソコンで後から余計な出費を増やしたくない人にはぴったりといえます。

 

動画編集したいがデスクトップは置きたくない人

こちらが一番の本命の人。人によっては、家にデスクトップ置けない人いると思います。そんな人の中で、動画編集したい人はこのパソコンを買うべきです。グラフィックボードがあるかないかで編集性能全く違いますから。

4Kモデルがありますし、途中に写真で出したように画面の複製してもパフォーマンスが落ちにくいので、細かく画面分割でき、編集がはかどりますよ。

 

ThinkPad X1 Extremeがおすすめではないタイプ

毎日モバイルで持ち歩く人

ThinkPad X1 Extremeはスペック面でとても優れたパソコンです。しかもノートパソコンのため、モバイル性も兼ね備えています。しかし、1.7kgを超える重量は実用的ではありません。毎日持ち歩くレベルで疲れを感じないといえば、1.3kg以下を推奨します。

客先で見せなければならないという状況は別にして、全てを一台で賄おうとするならストレスがたまります。もう少し費用を出して、サブにThinkbook 13s、メインにデスクトップを据える方がストレスはたまらずコストを下げられると考えます。

 

ThinkPad X1 Extremeの実機レビューまとめ

重さはあるが最強のThinkPad

結論

ThinkPadシリーズの中で最上位に位置するX1 Extreme。

ハイスペックCPUに加え、GPUも搭載しているため価格面では他のThinkPadに比べると高くなっています。

ただし、それでも他メーカーに比べると同等価格ならダントツのコストパフォーマンスです。一台で全てをこなしたい人にはおすすめのノートパソコンです。

 

ThinkPad X1 Extremeのキャンペーン・最安値で買うために

ThinkPad X1 Extremeは、端末代金が最も高いThinkPadです。他モデルに比べると割引パーセンテージは低いですが、それでも元の値段が高いため、数%が大きく響きます。Lenovoは週末にセールをやったりと安くなるので、安く買う方法は必ず押さえておきましょう。

参考 Lenovo(レノボ)公式のネット限定Eクーポンとキャンペーンで最大限安く買う方法・コツ

 

ライバル機種について

ThinkPad X1 Extremeのライバル機種・および同インチサイズのパソコンは以下からご覧ください。