格安SIM(MVNO)のAPNとは? 仕組み、Android、iPhoneの設定方法とその違いについて解説 | スマホ百科

格安SIM(MVNO)のAPNとは? 仕組み、Android、iPhoneの設定方法とその違いについて解説

MVNO・格安SIMの基礎知識

格安SIM・MVNOに乗り換える時に、必ず出てくる「APN設定」という単語。

大手キャリアを使っていたときはそんな言葉を聞いたこともないし、APN設定なんてしたことがないという人も多いでしょう。

なんだか難しい作業だと思われがちですが、APN設定はスマホに不慣れな人でも、5分もあれば完了するとっても簡単な作業なんです。

ここではAPN設定の仕組みや方法について解説していくので、これを読めば安心して格安SIMに乗り換えることができますよ!

 

「APN」とは「アクセスポイント名」のこと

スマホやパソコンを使い始めるときには、「APN設定」が必要なのよね。だけど、APN設定って一体なんのこと?

APNっていうのは「アクセスポイント名(Access Pont Name)」のことだよ。どのアクセスポイントで接続するかを指定する作業が、APN設定なんだ。

APNとは、「Access Point Name(アクセスポイントネーム)」の略。

アクセスポイントは、スマホなどの通信端末をインターネットへ接続するための入口のようなもので、事業者ごとにこの入口は異なります。

以下の図のように、会社によって入るところが違うんですね。

 

単にSIMカードを端末に差し込むだけでは、まだ「どこの入口からインターネットへ接続したらいいんだろう?」という状態。

当然、この状態では通信を行うことができません。

APN設定は「この入口から接続します」というのを端末に入力する作業のことなので、APN設定が完了して初めて、端末がインターネットへ接続されるのです。

 

大手キャリアはAPN設定が不要

docomoやau、softbankを使った時には、特にAPN設定をした記憶がない気がするんだけど…。

例えばdocomoの端末ならはじめからdocomoのアクセスポイントの情報が書き込まれているし、auならau、softbankならsoftbankの設定がすでにされているんだよ。

ずっと大手キャリアを使っている人には、「APN設定なんてやったことがないけど?」という人も多いでしょう。

大手キャリアの場合、自社の端末は当然自社回線での利用が前提となっているので、端末にはすでにAPN設定が施された状態でユーザーの手元にくるのです。

そのため、大手キャリアの場合は、自分でAPN設定をする必要がなく、購入後にすぐ通信ができるというわけですね。

 

APN設定をする必要があるのはどんなパターン?

それじゃあAPN設定が必要なのは、どんな時なの?

SIMロック解除した端末やSIMフリー端末を使ってキャリアを乗り換えたり、MVNOに乗り換えたりした時だね。

大手キャリアで販売している端末をそのまま同じキャリアで使う場合などは、前述の通りAPN設定は必要ありません。

それではどんな時に、APN設定が必要になるのでしょうか。

APN設定が必要となるパターンは、以下の通りです。

  • SIMロック解除した端末で、他のキャリア(MVNO含む)に乗り換えた場合
  • SIMフリー端末を独自に購入して、大手キャリアやMVNOと契約した場合

 

つまり、「端末の購入元」と「契約キャリア」が一致しない場合は、APN設定が必要になるというわけですね。

あれ?でも他のキャリアの端末やSIMフリー端末を使って契約した場合でも、APN設定をしなかったことがあるんだけど…それはなぜ?

店頭での契約の場合は、契約と同時に店員さんがAPN設定まで済ませてくれることも多いんだよ。

実際には大手キャリアに乗り換えた場合でも、上記のようにAPN設定が必要な事はあるのですが、大手キャリアの場合は店頭でAPN設定を含めた初期設定を店員さんがやってくれることも多くあります。

そのためAPN設定が必要となるのは必然的に、実店舗がなくSIMカードの契約のみをすることの多い格安SIM・MVNOということになるのです。

 

AndroidとiPhoneのAPN設定の流れの違い

APN設定ってどうやるの?簡単だったらいいんだけど…

APN設定はAndroidとiOS(iPhone)で手順が異なるんだよ。だけど、どちらもとっても簡単だから大丈夫だよ!

APN設定には、パスワードやアクセスポイント名を自分で入力する方法と、プロファイルをダウンロードして行う方法があります。

基本的にAndroidは前者で、iPhoneは後者。

Androidのほうが難しそうだなと思われるかもしれませんが、実際にはどちらも数分で終わる簡単な作業です。

 

Androidの場合は自分で入力

初めてAPN設定をする人でも、簡単にできるかしら?

手順通りに進めていけば、つまずくことはまず無いから安心して!

AndroidのAPN設定は、パスワードやアクセスポイント名を自分で入力するという方法で行います。

機種によって多少設定画面名は異なりますが、APNの設定方法は以下の通りです。

  • 端末の設定画面から「モバイルネットワーク設定」を開く
  • 「アクセスポイント名」から、通信サービス名を選択(一覧に表示されなければ、「新しいAPNの追加(+マークなど)」を行う)
  • APN、ユーザー名、パスワード、認証タイプを入力して保存
  • 保存したAPNを選択する

 

基本的な手順は、たったこれだけ。

早ければ1分ほどでAPN設定が完了です。

なお、ユーザー名やパスワードなどのAPN情報はSIMパッケージや説明書等に記載されているので、設定前にそれらを捨ててしまわないようにしましょう。

ユーザー名やパスワードが一文字でも間違っていると通信ができないから、しっかり確認してね!

 

iOSの場合はWi-Fi環境が必須

iOSだと、構成プロファイルをダウンロードするだけで設定が完了するから簡単なんだよね?

だけどまずは構成プロファイルをダウンロードするための通信環境が必要になるから、Wi-Fiが利用できる場所で設定を行わなければならないよ!

iOSの場合、Androidとは異なり、自分でAPN情報を入力する必要はありません。

「構成プロファイル」というファイルをダウンロードするだけで、自動的にAPN設定が完了します。

ただし、一つ注意が必要なのは、まずは「構成プロファイルをダウンロードするための通信環境が必要」だという点。

家にWi-Fiがある場合は問題ありませんが、無い場合はコンビニやカフェなどWi-Fiスポットがある場所まで出向いて、プロファイルにダウンロードを行いましょう。

 

Wi-Fi環境を確保できれば、あとは公式サイトや説明書等に記載されているURLから、構成プロファイルをインストールするだけ。

こちらも、1分もあれば設定は完了です。

 

端末購入とセットなら格安SIMでもAPN設定不要

APN設定の手順は簡単そうだけど、でもやっぱり不安もあるわ。APN設定不要な大手キャリアにしたほうがいいのかしら…

格安SIMを諦めるのはまだ早い!SIM契約と端末購入をセットで行えば、格安SIMでもAPN設定された状態で手元に届くんだよ。

APN設定は、手順通りに進めていけば決して難しいものではありません。

しかし、やはり中には「APN設定が面倒だ」「もしうまくできなかった時が心配だ」という人もいるでしょう。

そんな人でも、格安SIMを諦める必要はまったく無いのです。

例えば、楽天モバイルやLINEモバイルなどのように、SIM契約と端末購入がセットで行えるMVNOなら、あらかじめAPN設定がされた状態で端末が手元に届くので、APN設定は不要。

SIMカードを差し込むだけですぐに使うことができるのです。

 

まとめ

APN設定は格安SIMを利用する時に必要不可欠な作業ですが、手順通りにやれば数分で完了します。

APN設定が難しそうだからと言う理由で格安SIMを敬遠している人は、損をしていますね。

何度も言いますがAPN設定はとても簡単な作業なので、まったく臆することはありません。

それでもAPN設定に対するハードルが高いな、という場合は、楽天モバイルやLINEモバイルなど端末とセットになっているSIMを選べば問題なし。

近年ではMVNOでも端末ラインナップが豊富になってきているので、チェックしてみてください。

もしAPNの設定が不安ならセットで購入しましょう。特にUQモバイルは実質0円の端末も多いので、負担なく変えられますよ。

参考 UQモバイルのおすすめ機種・人気のスマホ端末ランキング(ほぼ実質無料あり)

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