【SIMフリーは要チェック】プラチナバンドとは?使用される理由と原理を解説 | スマホ百科

【SIMフリーは要チェック】プラチナバンドとは?使用される理由と原理を解説

ドコモ、ソフトバンク、auでは電波を特に有効活用できる「プラチナバンド(プラチナ周波数)」と呼ばれるものがあります。

各回線のプラチナバンドに非対応の場合は、都市部を離れた途端に通信ができなくなることも。

まずはプラチナバンドとは一体どういうものなのか、そして各キャリアのプラチナバンドについてやさしく解説していきます。

プラチナバンドとは携帯通信に適した周波数帯のこと

プラチナバンドって一体なんのこと?

携帯通信に最も適していると言われる周波数帯のことだよ。

携帯電話やスマートフォンは様々な周波数帯を使って通信を行いますが、「プラチナバンド」とは700~900MHzの周波数帯のことを指しています。

700~900MHzというのは携帯通信に最も適した周波数帯。

周波数帯が狭く、しかも空きが少ないため希少価値が高いことからも、「プラチナバンド」と呼ばれるようになったのです。

他にも、「ゴールデンバンド」「プレミアムバンド」という呼び方をされることもあるよ!

 

プラチナバンドが携帯通信に適している2つの理由

建物の中にいると、うまく電波が拾えなくて窓際に移動することがあるんだよね?

そうなんだよね。プラチナバンドなら障害物に強いから、建物の中やビルの陰なんかでも電波が届きやすいんだよ。

携帯電話を使う時に、部屋の中から窓際に移動して使っている人は多いのではないでしょうか。

それは窓際に移動したほうが、電波が拾いやすく音がクリアに聞こえるからですよね。

電波はコンクリート壁などの障害物によって遮られてしまうので、部屋の中や大きなビルの陰、地下などでは、電波がつながりにくくなってしまうのです。

特に2GHzなどの高周波数帯は、直進性が高く高速通信が可能な半面、障害物に弱いというデメリットがあります。

しかし700~900MHzの低周波数帯は透過性が高い上に、障害物を回り込んで届くので、建物内や地下でもつながりやすいというのが大きな特長。

 

そしてもう一つ、プラチナバンドは2GHzなどの高周波数帯に比べると電波伝搬減衰量が少ないので、より遠くまで電波が届きやすいという特長があります。

電波伝搬減衰量って何?

例えば音だと、遠くに行くほど音は小さくなっていくよね。電波も同じで、遠くへ行くほど弱くなっていくんだよ。

だから、電波伝搬減衰量が少ないっていうのは、より遠くまで弱くならずに伝わるってことだよ!

これら2つの理由から、プラチナバンドは携帯電話に最も適した周波数帯と言われ、主に電波が届きにくい郊外や山間部、そして高周波数帯が届きにくいビル群などで運用されているのです。

 

特にSIMフリースマホ選びはプラチナバンド対応かどうかが重要!

プラチナバンドに対応していないと、どうなるの?

都心部では問題なく使えても、旅行などで都心部を離れるとほとんど通信ができなくなってしまったりするよ。

スマホ選びには、スマホ本体の対応周波数と、回線の利用周波数が合っていることが重要です。

たくさんの周波数が飛び交っている都市部ではそれほど気にすることはありませんが、郊外や山間部での利用がメインの場合は要注意。

プラチナバンドに対応していない場合、都心部を少し離れると電波がほとんど受信できなくなることがあります

ドコモ回線、Softbank回線、au回線では、それぞれプラチナバンドの中のどの周波数帯を利用しているかが異なるため、使いたい回線がどのプラチナバンドを利用しているかは事前確認が必須。

ここからは、各キャリアのプラチナバンドについて詳しく見ていきましょう。

 

ドコモのプラチナバンドは「Band6」「Band19」

ドコモのプラチナバンドは、「FOMAプラスエリア」とも呼ばれていたよね?

郊外や山間部では、このFOMAプラスエリア対応機種かどうかが重要になってくるよ。

まずは、ドコモが利用している周波数帯から見てみましょう。

◆3G通信(W-CDMA)◆

Band12.1GHz
Band6800MHz
Band91.8GHz
Band19800MHz

 

◆LTE通信◆

Band12.1GHz
Band31.8GHz
Band19800MHz
Band211.5GHz
Band28700MHz(調整中)
Band423.5GHz

 

ドコモでは2005年から、3G通信においてプラチナバンドを利用した「FOMAプラスエリア」を展開。

FOMAプラスエリアでは、800MHzの「Band6」「Band19」が利用されています。

そして2012年にはLTE通信にBand19を利用したサービスを開始しました。

VoLTE対応機種以外では音声通話に3G通信を使うことになるので、使いたい端末の3G通信がBand6、Band19に対応しているか(FOMAプラスエリア対応端末か)どうかをしっかりと確認しましょう。

Band6は800MHz帯の再編成によってBand19に内包されたから、Band19対応機種はBand6にも対応しているよ!ただし、ごく稀に例外もあるから気をつけよう。

LTE通信についても、Band19対応機種であることが重要です。

 

auのプラチナバンドは「Band18」「Band26」

auのプラチナバンドにも、何か特別な呼び方がある?

これは豆知識なんだけど、auはドコモやSoftbankとは違って、プラチナバンドに対するブランド名などは付けられていないんだ。

◆3G通信(CDMA2000)◆

Band12.1GHz
Band18800MHz

 

◆LTE通信◆

Band12.1GHz
Band111.5GHz
Band18800MHz
Band26800MHz
Band28700MHz
(調整中)

 

auでは、3G以前に採用していたCDMA Oneの時代から、800MHzを使ったサービスを展開していました。

その後、3G通信やLTE通信へと徐々に世代交代が行われたため、ドコモやSoftbankのように、プラチナバンドに対する固有のブランド名などは付けられていません。

端末を選ぶ場合は、Band18もしくはBand26に対応したものを選びましょう

Band26はBand18を内包しているので、Band26に対応している端末はBand18にも対応していると考えてOKです。

ただし、3G通信は2022年にサービスが終了してしまうから、今後重視するのは3Gの対応Bandよりも「VoLTE対応機種かどうか」と「LTEがBand18もしくはBand26に対応しているかどうか」の2点だよ!

 

Softbankのプラチナバンドは「Band8」

Softbankだけは、ドコモやauとは違って900MHzなのね?

Softbankはドコモやauに比べて、プラチナバンドへの参入が遅かったからね。800MHz帯じゃなくて、900MHz帯が割り当てられたんだ。

◆3G通信(W-CDMA)◆

Band12.1GHz
Band111.5GHz
Band8900MHz

 

◆LTE通信◆

Band12.1GHz
Band31.7GHz
Band8900MHz
Band412.5GHz

 

Softbankでは2012年からプラチナバンドである900MHz帯を利用したサービスを展開。

元々はSoftbankが、利用価値の高い700~900MHz帯のことをプラチナバンドと呼んでいたことから、一般的にも「700~900MHz帯=プラチナバンド」という呼び方が広まりました。

Softbankでは3G通信においてもLTE通信においても、使用しているプラチナバンドは「Band8」。

Softbank系のSIMの場合には、端末が3G通信、LTE通信ともにBand8に対応していることが重要です。

 

「スマートフォンのプラチナバンドについて」まとめ

プラチナバンドは日本以外ではあまり使われていない周波数帯なので、海外メーカーのスマホの場合は、プラチナバンド非対応のものも多々あります。

また、「ドコモ端末をそのまま使ってau系回線に乗り換え」等の場合は、対応しているプラチナバンドの周波数帯が異なることも。

国内のどこにいても快適に通信を行うためには、各回線のプラチナバンドに対応している端末選びが重要ですよ。

プラチナバンドの違いの他に、auとそれ以外のキャリアで電波の種類が違いがあるよ。これも知っておくと、SIMフリースマホの選び方が楽になるかも

参考 【auだけ特殊?】キャリア間の電波(W-CDMA、CDMA2000)の仕組み・違いを解説

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